高齢化社会の中、これからますます重要となる「フットケア外来」ですが、いまだ保険的にも整備されておらず手間の割に採算性に乏しい状態です。当院においても、すべてを保険診療で運用することが困難であるため、下記のように【★保険診療で対応】【★★保険診療と自費診療の併用】【★★★自費診療のみで対応】の3パターンにてフットケアを行います。
足と爪のトラブル(フットケア)
Foot Care
足と爪のトラブル(フットケア)
Foot Care
FOOT CARE
高齢化社会の中、これからますます重要となる「フットケア外来」ですが、いまだ保険的にも整備されておらず手間の割に採算性に乏しい状態です。当院においても、すべてを保険診療で運用することが困難であるため、下記のように【★保険診療で対応】【★★保険診療と自費診療の併用】【★★★自費診療のみで対応】の3パターンにてフットケアを行います。
爪が厚い、変形している爪の形状を整えます。
フットケアマシンという機械でやさしく厚みを取り除き、爪専用のニッパやヤスリで爪切りをします。
爪の周囲が赤い、腫れた、痛いなど、医師の診察を受けていただき治療いたします。診察日当日に対処します。
治療は主にワイヤーを用いた3TO(VHO)法を行います。
固定したワイヤーは爪の伸びとともに前方に移動するので、施術して約3ヶ月後に付け替えを行い、1年くらいかけて矯正していきます。
施術当日から入浴、運動も可能です。
爪が変形して自分で爪を切るのが不安、目が見えない、手が届かないなど、爪が切れなくなってしまった方もご相談ください。
【診察料】
【処置料】
硬くなった皮膚(角質)を、専用のフットケアマシンや器具を使って、ウオノメ、タコなどによる痛みを取り除きます。
白癬感染の有無を検査し、治療を開始いたします。
治療には、内服治療(薬を飲む)、外用治療(爪に薬を塗る)の選択肢がございます。
足の裏にかかる体重のバランスが取れていない時、足の裏に出来る固いできものです。ウオノメもタコも角層が肥厚して起こるもので、ウオノメは芯があるため押さえると痛みが出ます。この芯がニワトリの眼に似ていると昔の人は考えたようで「鶏眼(けいがん)」という正式名称がついています。
一方、タコ(胼胝)は芯がなく単に皮膚が固くなるだけなので痛みはありません。ウオノメは歩く時に痛みが起こるため、かなりつらい病気の一つです。
固くなっている皮膚を取り除く処置を行います。少し痛みを伴いますが、麻酔を使うほどではありません。
当院では専用のフットケアマシンを用いてウオノメの芯を取り除きます。芯が取れれば痛みはずいぶん楽になります。しかしながら、足の裏にかかる体重のバランスが取れていない箇所(外反母趾など)は靴や地面と足の特定の場所が常に接触するようになるため、どうしても親指の付け根の外側や足の裏にタコができやすくなります。
すなわち痛くなる前の適切なケアが、日常生活の苦痛軽減に重要となります。
巻き爪とは、足の指にある爪の両端の先端部が、大きく内側に湾曲した状態を言います。負担のかかりやすい親指の爪が巻き爪になることが多いのですが、その他の指の爪もなることがあります。
巻き爪が進行すると、肉の部分に曲がった爪がどんどん食い込み、次第に激しい痛みを引き起こすようになります。
また、巻き爪の痛みから足をかばおうと、いつもとは違った歩き方をしてしまうために、足首や膝、腰にも負担がかかり、捻挫や膝痛、腰痛の原因になるケースもあります。
巻き爪は主に「間違った爪切り」「爪への過剰な力」「指に力がかからない状態が長く続くこと」などが原因です。
間違った爪切りで多いのは深爪です。深爪をしていると、足の指に力が加わった際に、爪の先の皮膚が力を受けて盛り上がります。
その結果、爪はまっすぐに伸びることができずに、厚みが増したり、両端が巻いたりしてきます。
爪の両端をわずかでも切り残してしまった場合には、その爪がとげのように皮膚に突き刺さり、痛みや炎症を引き起こす「陥入爪(そう)」の原因になることもなります。その痛みを何とかするため深爪を繰り返すと、症状は悪化してしまうので注意が必要です。
指への過剰な力がかかるのは、「外反母趾(し)がある場合」や「足の形に合わない靴を履いている場合」などです。歩行時、地面からの力が親指に加わるだけでなく、人差し指によって上からも押されるなど、足の指に過剰な力が加わるため、親指の爪がまっすぐ伸びることができず巻き爪になります。
一方、膝が内側に入って歩く癖がある人も、親指に横から過剰な力が加わるため、これも巻き爪につながってしまいます。
「足の指に力を入れずにぺたぺたと歩く癖がある人」や、「寝たきりの人」など、親指に体重がかからない状態が長く続く場合注意が必要です。
本来、爪は丸まっていく性質があります。通常は歩行時に地面からの力が加わることで、爪は平らになりますが、力が加わらない状態が続くと、爪はどんどん巻いていってしまうのです。つま先を外側に向けて歩く癖がある人も、足の指をしっかり地面につけないために、爪への力が十分に加わらず、爪が巻いてしまうことがあります。
治療は主に3TO(VHO)法を行います。初診時には、適応かどうかの判断のために、保険診療で、まず診断をさせていただきます。適応があれば日本では保険適用がないため自由診療に切り替えます。
専用ワイヤーによる巻き爪矯正治療で、人間の自然治癒力を活かした方法です。
麻酔の必要もなく、受けられる方にとって負担の少ない施術方法です。
個人差はございますが、治療期間は約12ヶ月(1年)で平均4回程度の付け替えが必要になることが多いです。
炎症が強く痛みのために爪溝に触れないような状態では、まず炎症を治める治療を行います。爪白癬(爪水虫)の場合は、まず水虫の治療を優先します。極端に薄い爪の場合は、爪の破損の危険があるので適応できません。
爪水虫は、正式には爪白癬と呼ばれる感染症です。人の皮膚の角質を栄養として生きるカビ(真菌)である白癬菌が原因になり、感染した爪は白く濁ります。時に爪は分厚くなり、進行するとぼろぼろになります。特に糖尿病の患者様の場合は、爪白癬をきっかけに細菌感染症が起こることがあるため、しっかりと治療することが重要です。
白癬菌が爪に入り込んで感染し、増殖することで爪白癬が起こります。爪白癬は、もともと足に感染していた白癬菌(足白癬)が爪に入り込むことにより生じるとされています。
基本的には気長に付き合っていく治療です。内服薬、外用薬によってもそれぞれ治療期間が異なってきます。内服薬の効果は高いものの肝機能障害に注意が必要です。高齢者でも安全な外用薬では、爪白癬により肥厚した爪の上に塗っても効果が乏しいため、治療前のフットケアが特に重要です。
市販の水虫の薬や皮膚科で処方された水虫の薬を長期間塗っているにもかかわらず一向に改善が見られない方は、一度ご相談ください。
初診時にはフットケアの適応かどうかの判断のために、通常の外来を一度受診していただきます。
※同日のフットケアを除く一般診療とあわせて行うことはできません。
※混雑する時間帯には対応できない場合があります。