頭部外傷直後（急性期頭部外傷）の症状
頭部外傷後、いつもと違う状態（意識がはっきりしていない、元気がない、気分が悪い、吐き気がある）は脳のダメージを示唆しますので原則CT検査の対象となります。MRI検査ではなくCT検査を行う理由ですが、頭部外傷の際は、迅速性、外傷性頭蓋内出血の検出、頭蓋骨骨折の検出に関して圧倒的に頭部CTが有用だからです。
当院における診察の流れ
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このまま様子を見て良いかチェックする
意識、神経所見をチェックします。急性期頭部外傷で生命の問題が生じる状態は、急性硬膜下血腫、急性硬膜外血腫です。頭部CTでは脳を圧迫する三日月型またはレンズ型の血腫が特徴的です。手術加療（開頭血腫除去術）が必要です。速やかに高度医療機関へ紹介いたします。
2
必要に応じて頭部外傷部位の処置（縫合）を行う
頭部は、頭髪が生える「頭皮部」と頭髪が生えていない「顔面部」に分かれます。
当院では頭皮部の縫合はもちろん顔面部の縫合にも対応しています。顔の傷跡をより目立ちにくくするため、細い糸でていねいに縫合します。
