腸内フローラ検査とは
腸内フローラとは腸内に生息する常在細菌の集合体で、私たちの腸内には100兆個以上の細菌が住み着いています。近年、腸内フローラの乱れにより腸に関わる疾患(大腸がん、潰瘍性大腸炎など)の他に肝臓がん、糖尿病、アレルギー、鬱、リウマチ、認知症などの様々な疾患と腸内フローラの関連も明らかとされつつあります。
先端医療として2023年より日本においても、潰瘍性大腸炎の患者様に健康なドナー由来の菌液を移植する腸内フローラ移植治療が開始されております。
腸内フローラ検査により、自身の腸内フローラを可視化され、自分の腸内フローラに合った腸活をすることで、より一層、腸活の効果を得られることが期待されます。
腸内フローラ検査でわかること(詳しくはこちら)
腸内フローラ検査の結果
検査結果の見本はこちら
口腔内フローラ検査とは
健康な人の口腔内には、約400~700種類もの細菌が生息しています。これを口腔内フローラと呼び、腸内フローラと同様に有用菌と要注意菌が存在します。口の中の汚れや細菌は、唾液のもつ自浄作用によって洗い流されますが、口腔内フローラのバランスが崩れ要注意菌が多くなると、口臭、むし歯、歯周病などの口腔疾患の原因となります。さらに、それらの要注意菌が消化管や血中に入り込むことで、糖尿病、高血圧、脂質異常症、心疾患、認知症など様々な病気を引き起こす可能性があります。
本検査は唾液に含まれる口腔内細菌のDNAを解析することで、その方の口腔内フローラの状態を可視化・数値化する、累計2,000件以上の口腔内フローラの解析実績をもとに生まれた検査です。
口腔内フローラの状態から、よくメンテナンスができているか、歯周病やむし歯のリスクが高いのかがわかります。その他、乳酸菌などの健康に必要な有用菌や、むし歯や歯周病・口臭のリスクに繋がる要注意菌の割合がわかります。保有割合に応じて食事やオーラルケアなどのお勧めのアドバイスを提供いたします。
腸内(口腔内)フローラ検査の流れ
1
ご予約の上で、当院にお越しください。
→問診票・同意書記入の上、検査について説明の上、検査キットをお渡しいたします。
2
腸内(口腔内)細菌の採取
→【腸内フローラ】採便検査キットを使い、ご自宅で便を採取していただきます。
→【口腔内フローラ】看護師介助下に当院で唾液を採取します。
3
検査キットの郵送
→検査キット、問診表、同意書をポストに投函ください。
4
検査結果の受領
→検査キット到着後6週間以内にクリニックへ結果が到着いたします。
検査時のご留意点
【腸内フローラ】
- 抗生剤を服用した際は、服用終了後1ヶ月前後空けてから採便を行ってください。
- 二日酔いになるくらい、アルコールを飲んだ際は1日前後空けてから採便を行ってください。
- できるだけ生理の時期を避けて採便してください。
- バリウムや下剤を服用した直後は採便をお控えいただき、便の状態が普段通りの様子に戻ってから採便してください。
口腔内フローラ
- 普段の菌叢状態を把握するため、歯磨きは来院の1時間以上前までに済ましておいてください。
腸内・口腔内フローラ検査(サイキンソー社)の費用
内容 |
金額(税込み) |
腸内フローラ検査(Gut V4) |
19,800円 |
口腔内フローラ検査(Oral V1) |
19,800円 |
腸内フローラ検査(Gut V4)+口腔内フローラ検査(Oral V1) |
37,400円 |